宇都宮クリテリウム
こんばんは!
先日行われた宇都宮クリテリウムのレースレポートです!
ロードレースはまた明日投稿します🚴♂️
本来得意としていたコースだったが、今年は大幅にコース変更。
1周につき180度コーナーが3回もあるとてもハードなコースにとなっていた。
そのため、有力チームによるペースメイクで集団が小さくなり、サバイバルなレース展開になると予想していた。
アップを入念に済ませ、いざレースへ。
始まってみると予想通り!
序盤からハイペースで進みあっという間に集団が小さくなっていった。
久しぶりのインターバル地獄に苦しみながらも位置を落とさず、なんとかくらいつきペースが落ち着くのを待った。
集団内にはチームメイトの龍吉くんがいるが、他の選手は見当たらない。
もう二人でやるしかない。
そう思い龍吉くんに声をかけにいった。
するとすぐに後ろに着いてきてくれた。
彼と走るのは初めてだったが、噂通りの強さ、そして上手さだと感じた。
しかし、それは間違いだった。
二人でまとまってしばし走ったあと、龍吉くんは僕の横をスルスルと抜けて集団の最前列に行ったかと思うと自らアタックを仕掛けたのだ。
これは圧巻だった。
まず、僕の横(スペースはほぼない)を抜けていくときの技術、そしてハイペースな展開から抜け出す力、どちらも流石としか言いようがなかった。
そして彼は決めきった。
5人ほどの超強力な逃げを形成したのだ。
そのおかげで集団のペースも落ち着いた。
彼の力は噂通り想像通りではなく、全然それ以上でした。笑
僕は次の展開に備え、ブリジストンや愛三といった有力チームの近くに位置をとった。
そして、いよいよ後半へ差し掛かろうというとき、愛三の選手がペースを上げようと話しているのが聞こえたので、愛三トレインが見える位置で心の準備をした。
龍吉くんが仮に逃げ切ってくれればそれに越したことはない。しかし、捕まった場合、責任を持って自分が上位に絡まないといけない。
そう考えていた。
有力チームの1つ後ろが私の定位置。
↓ここを掴めている時は調子が良い。↓
しかし、16周目アクシデントが起きた。
何もないところで突然2つ前の愛三の選手が転けたのだ。
急ブレーキで避け切れるかと思ったが、横の選手も目の前の選手も倒れ、自分も回ってしまった。
足首が下敷きになりかなり痛んだが、走れる程度だと判断し、すぐに起き上がった。
ニュートラルがある。そう思った。
しかし、バイクの前輪が回らない。
周りを見渡し前輪を借りられないか助けを求めるも近くには代輪を持っている人はいなかった。
そして、ディレーラーも思いっきり曲がっていることに気づき諦めてレースを降りた。
あとでわかったことだが、前輪のローターは曲がり、レーシングゼロも歪んでしまった。
なぜ愛三の選手が転けたのかは今もわからないし、愛三の選手が悪いわけではないのかもしれない。
しかし、狙っていたレース、そしてチームメイトがロングエスケープをしてくれていたということもあり、やり場のない怒りが込み上げた。
本当に本当に悔しかった。
レースを降りた後はすぐに社長が駆けつけてくれて身体の心配をしてくれた。
足首は痛むものの幸いなことに骨折などは無さそうで一安心。
あとは龍吉くんと後方集団で粘りの走り展開していた松井さんの応援をした。
結果、松井さんは無事完走。
龍吉くんはラストのラストで集団に吸収されたが、粘りに粘って11位でフィニッシュした。
最後の場面に自分は残れていなかったかもしれないけど、もしも一緒にいれたら何かもう一つアクションを起こせたかもしれないと思うと余計に悔しかった。
龍吉くんの熱い走りに良い刺激をもらい、折れそうになっていた気持ちが繋がった。
次のクリテは大分かな?
そこではしっかりチームとして動いて1発かましてやりたい。
最後にひとつ気になったことを。
自分が転けたシーンを何度もYouTubeで見たのだが、明らかに転けてない人、ただ遅れていた人がニュートラルを使っているのが目についた。
これはどうなのだろうか?
一周休めるしラッキーくらいでニュートラルを使う人がいるのであれば、いやその理由で使えてしまうのであれば、ニュートラル制度を見直す必要があるのかもしれない。
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